月別アーカイブ: 8月 2011

LIVE

知り合いのライブに行ってきた!

その人が作った曲を俺が編曲して、それをライブに使ってもらったんですが、

やっぱり自分が手がけた曲が誰かに歌われるってのは感慨深いものがありますね。

 

いつになるかは分かりませんが、もし次があればまた編曲させてもらえたらいいな。

その人の歌声が知りたい人はHP(Sound Cross)のトップに上がってるMP3を聴いてくださいまし。

打ち込みよもやま話:VolumeとExpression編

「Volume(ボリューム)」とは、音量を設定するパラメータです。
音楽機器でもお馴染みですね。
打ち込みにおけるVolumeは、パート毎に0~127の値を設定できます。
世間一般でのボリュームは、打ち込みではMaster Volumeと呼び、
前述のVolumeとは違うパラメータになります。
混同しないようにしましょう。

Master Volumeも0~127の値を設定できますが、特に理由が無い場合は常に100を設定するようにしてください。
下手に100より大きい値を設定すると音割れの原因になりますよ。
初期値が127で設定されているので、忘れず100に設定しなおすように。

Volumeに話を戻します。
基本的にこのパラメーターは曲の最初に1つ設定したら、以降は使用しません。
そのパートの音の大きさの基準を決めるパラメータなので、
そうコロコロと値が変わられると困ったことになります。
曲の盛り上がる部分に差し掛かる時だけ値を変更、というような使い方が一般的ですね。

音量が徐々に変化する(デ)クレッシェンドを表現したい場面が出てきたとします。
では、ある音を鳴らしている最中にVolumeを変更すると、どうなるでしょうか?
やってみると、その音が鳴っている間は音量は変化せず、次に発音する音から音量が変更されます。
Volumeの特性の1つですね。重要なのでDTMerは覚えましょう。

じゃあどうやって音量を動的に変化させるのかというと、
ここで「Expression(エクスプレッション)」の出番なんですね。
エクスプロージョン?それ「爆発」だよ。
Expressionも音量に関わるパラメータなんですが、値が変更された瞬間に
音量が上下するという点がVolumeと異なります。
0~127の値を設定でき、初期値は127です。手動で100にすることをお勧めします。

Expressionは非常に汎用性の高いパラメータで、後に出てくるPitch Bendと並んで
よく使用されるパラメータになります。
抑揚の表現はもちろん、小刻みに大小を繰り返してトレモロの表現、
残響音が残る音を無理矢理カットするミュート、
値0で音を鳴らしておいて徐々に音量を上げるフェードイン、
曲の終りに音を減衰させていくフェードアウトなどなど、
お世話になる場面は非常に多くなるでしょう。

Master Volume、Volume、Velocity、Expressionと、音量のパラメータだけでも4種類あるところを見ると、
曲を作る上でいかに音量の設定が大事かということが分かると思います。
よく使うExpressionは、是非とも使い方をマスターしてほしいパラメータですね。
すごい打ち込み作品だと、常にExpressionが動いてるものがあったりします。
そこまでの作品が作れれば上級者の仲間入りでしょう。

次のよもやま話は「Panpot」だと思うよ。

打ち込みよもやま話:Velocity編

「Velocity(ベロシティ)」とはNoteに設定できるパラメータの1つで、
そのNoteの発音の強さに関係する数値です。
決して舌で舐められるような街のことではありません。

このパラメータには0~127の数値が設定でき、基本値は100。
音を強く出したいときは値を大きく、弱くしたいときは値を小さくします。そのまんまですね。
音楽に抑揚をつける時に欠かせない、大事なパラメータなのです。

曲を作る時に一番多用されるのはパーカッションを入れる時でしょうね。
パーカッションは音程が一定なので、Velocityをいじってあげないと
のっぺりベタ打ちになってしまって聴いてて全く面白くなくなっちゃいます。
いじるならいじるで聞こえのいいように調整するのが難しいんですが……こればっかりは
実際にやってみて覚えていくしかないです。
アクセントや抑揚を意識して音楽を聴くのが大事ですね。

工夫した使い方もあります。もっぱらドラムにしか使いませんけど。
オープンハイハットというシンバルの音がありまして、
この音は1回鳴らすとクローズドハイハット、またはペダルハイハットの音が来るまで
鳴り続ける特性があります。
逆に言うと、オープンの音を終わらせるにはクローズドかペダルを鳴らさないといけないわけです。
もちろん少し時間が経てば自然に止まりますけど、曲のノリを引き出す時に
オープン止めたいけどクローズド・ペダルは要らないって時がたまに出てくるんです。
そういう時にもVelocityが役に立つんですよ。

オープンの音を止めたい場所にVelocityを1にしたクローズドかペダルを設置します。
すると綺麗にスパっとそこでオープンの音が止まり、余計な音も聞こえなくなるんです。
テクノな曲で多用するとかっこいいですね。
ちなみに、音源にもよりますがVelocityは大体10前後の値から「無音」と扱われます。
超弱い音を鳴らしたい時、値を小さくしすぎないように注意しましょー。
さらにちなみに、Velocityの値を0にするとそのNoteは何もしないものとして扱われるようです。
オープン止める時にVelocityを0にしちゃうと、オープンが鳴り続けちまうわけです。
これも気を付けたいところですね。

できる限り全てのパート・全てのNoteに設定してあげたいVelocityですが、
逆に設定しない方がいい場合もあります。
例えばパッドなどの音圧を稼ぐシンセ楽器のパートは、
下手にVelocityを使って揺らがせるより何もしないでおく方が、曲のバランスが安定します。
矩形波、ノコギリ波といった動くシンセ音も、Velocityをいじらない方がいい時があります。
曲の雰囲気、聞こえの良さとよく相談して設定しましょう。

前回出てきた「ヒューマナイズ」ですが、これはVelocityもランダムで散らしてくれます。
実に便利な機能ですが、この機能は下手に使うとNoteの発音位置が被ったり
折角設定したVelocityの値が予想外に散ってしまったりと、弊害が発生することがあります。
俗に言う諸刃の剣ってやつですね。これからやろうって人はマジで気を付けてください。

次のよもやま話は「VolumeとExpression」だと思うよ。

打ち込みよもやま話:Note編

さぁ始まりました、打ち込みよもやま話のコーナーです。わーわー。
筆者がMIDIに関する色んな事を適当に書き連ねて行くコーナーになる予定です。
打ち込みに興味の無い人にはあんまし面白くないかも?面白く書く努力はしますよ!

初回ということで、打ち込みの基礎基本である「Note(ノート)」の話からいきましょうか。
Noteとは、授業中に取る奴……ではなく、楽譜の「音符」を意味する言葉です。
これをMIDIシーケンサのピアノロールだとかスコアロールに設置し、音楽を作っていくわけですね。
このことを通称で「打ち込み」と呼びます。ガシガシ野球の練習をすることではありません。

MIDIにはリバーブやピッチベンドなど、色んなパラメータがありますが、
そのどれもがNoteに対して働きます。
ということは、まずNoteのことを知らないと上手いMIDIを作ることが難しくなります。
もっとも、筆者も完璧に理解してるわけじゃないんですけどね。テヘ。

Noteには音符と同じく音の高さや音の長さといったパラメータがあります。
設定にもよりますが、音の長さは一般的なもので1拍480GateTime(ゲートタイム、以下表記省略)、
一小節あたり1920という値で区切られています。
8分音符♪は1920÷8=240という値になるわけですね。
結構大きな数が割り振られているのがわかると思いますが、この数値が重要になってくるんです。
1拍が480分割できるということは、それだけ細かいニュアンスをNoteの配置で表現できるということになります。
上手く使えば、なんだかいいMIDIができそうですよね?
まぁ480分割して細かくーなんてことはほとんどないですが、
とりあえず1拍48分割くらいには弄れるようにはなりたいところです。MIDI職人であれば。
ちなみに他にも音の強さや音の開始位置とかってパラメータもありますが、そっちは割愛します。

今述べたようなことでどういう細かいことができるようになるかというと、
主にスラーやスタッカート、ギターのストロークなどが挙げられます。
4分音符でメロディを刻むところで長さを+10とかすると、
音が滑らかに変化するスラーが表現でき、
8分音符で動くリフで長さを-20~30とかすると、
トントンと切れのいいスタッカートが表現できるんです。
ベースギターや木管楽器で常に-10することで
タンギング的な感じを出すこともできます。
こういう細かいニュアンスを表現するのが難しく、楽しいんですよね。

変わった使い方だと、極めて短い長さで細かく適当にNoteを散らすことで、
効果音を作ったりもできます。モノは使いようです。
たまに曲の完成後にランダムで値を散らし、生演奏っぽさを出す
「ヒューマナイズ」というようなこともします。
これは機能をサポートしてるMIDIシーケンサに頼むが吉。

とまぁNote1つ取っても色ぉんなことができちまうんですね~。
いかにどんな曲にも存在するその曲の「ノリ」を引き出せるか、これがカギなんです。
持論ですけど。

べらべらとよくわからん話をのたまってきましたが、
これ見て「妙ちきりんなことやってんなぁ」とでも思ってもらえたら本望です。
プロの方々は細部は違えどこういうことやってるわけですしね。

次のよもやま話は「Velocity」だと思うよ。

熊本ミッション終了

さてサイトを始めるかと思った矢先にまさかの熊本出張!

それも何とか終わったので、ぼちぼち何か書いていけたらいいね。

 

全然関係ないけど電車で寝違えて首がいてぇ