日別アーカイブ: 2011年8月23日

打ち込みよもやま話:Note編

さぁ始まりました、打ち込みよもやま話のコーナーです。わーわー。
筆者がMIDIに関する色んな事を適当に書き連ねて行くコーナーになる予定です。
打ち込みに興味の無い人にはあんまし面白くないかも?面白く書く努力はしますよ!

初回ということで、打ち込みの基礎基本である「Note(ノート)」の話からいきましょうか。
Noteとは、授業中に取る奴……ではなく、楽譜の「音符」を意味する言葉です。
これをMIDIシーケンサのピアノロールだとかスコアロールに設置し、音楽を作っていくわけですね。
このことを通称で「打ち込み」と呼びます。ガシガシ野球の練習をすることではありません。

MIDIにはリバーブやピッチベンドなど、色んなパラメータがありますが、
そのどれもがNoteに対して働きます。
ということは、まずNoteのことを知らないと上手いMIDIを作ることが難しくなります。
もっとも、筆者も完璧に理解してるわけじゃないんですけどね。テヘ。

Noteには音符と同じく音の高さや音の長さといったパラメータがあります。
設定にもよりますが、音の長さは一般的なもので1拍480GateTime(ゲートタイム、以下表記省略)、
一小節あたり1920という値で区切られています。
8分音符♪は1920÷8=240という値になるわけですね。
結構大きな数が割り振られているのがわかると思いますが、この数値が重要になってくるんです。
1拍が480分割できるということは、それだけ細かいニュアンスをNoteの配置で表現できるということになります。
上手く使えば、なんだかいいMIDIができそうですよね?
まぁ480分割して細かくーなんてことはほとんどないですが、
とりあえず1拍48分割くらいには弄れるようにはなりたいところです。MIDI職人であれば。
ちなみに他にも音の強さや音の開始位置とかってパラメータもありますが、そっちは割愛します。

今述べたようなことでどういう細かいことができるようになるかというと、
主にスラーやスタッカート、ギターのストロークなどが挙げられます。
4分音符でメロディを刻むところで長さを+10とかすると、
音が滑らかに変化するスラーが表現でき、
8分音符で動くリフで長さを-20~30とかすると、
トントンと切れのいいスタッカートが表現できるんです。
ベースギターや木管楽器で常に-10することで
タンギング的な感じを出すこともできます。
こういう細かいニュアンスを表現するのが難しく、楽しいんですよね。

変わった使い方だと、極めて短い長さで細かく適当にNoteを散らすことで、
効果音を作ったりもできます。モノは使いようです。
たまに曲の完成後にランダムで値を散らし、生演奏っぽさを出す
「ヒューマナイズ」というようなこともします。
これは機能をサポートしてるMIDIシーケンサに頼むが吉。

とまぁNote1つ取っても色ぉんなことができちまうんですね~。
いかにどんな曲にも存在するその曲の「ノリ」を引き出せるか、これがカギなんです。
持論ですけど。

べらべらとよくわからん話をのたまってきましたが、
これ見て「妙ちきりんなことやってんなぁ」とでも思ってもらえたら本望です。
プロの方々は細部は違えどこういうことやってるわけですしね。

次のよもやま話は「Velocity」だと思うよ。

熊本ミッション終了

さてサイトを始めるかと思った矢先にまさかの熊本出張!

それも何とか終わったので、ぼちぼち何か書いていけたらいいね。

 

全然関係ないけど電車で寝違えて首がいてぇ