打ち込みよもやま話:BrightnessとResonance編
常駐で会社から出ていたので、随分間が空いてしまいましたね。
久々ですが、よもやま話の続きです。
「Brightness(ブライトネス)」とは、そのパートの音の明るさを
設定するパラメータです。
ローパスフィルターとも呼ばれ、0~127の値を設定できます。
初期値は64です。
基本的に値を大きくすれば明るく、小さくすれば暗くなりますが、
楽器によっては一定以上は明るくなったり暗くなったりしない
限界値みたいなものが存在します。
限界値は楽器によっても異なる(っぽい)ので、一概にこの値と断定はできません。
耳で聞いて判断してください。
とはいうものの、先に断っておくとこのパラメータは標準MIDI音源では対応しておらず、
設定しても何の効果も得られません。
Resonanceも一緒です。悪しからず。
さて、音の明るさといってもよく分からないですよね。
ざっくり言うと、閉じてる音が暗い音で開いてる音が明るい感じになります。
口をすぼめて出した声は暗く、大きく開いて出した声は明るいのです。
この口のすぼまり具合を調整するのがBrightnessだと思ってください。
音を曲の雰囲気に馴染ませるために使うことがほとんどです。
そして、Brightnessとセットで使いたいのが「Resonance(レゾナンス)」。
こちらは音にクセを付けるためのパラメータです。
0~127の値が設定でき、初期値も同じく64。
楽器によって限界値があるのも一緒です。
Brightnessが口のすぼまり具合なら、
Resonanceは舌の広がらせ具合といったところでしょうか?
舌を平たく広がらせて声を出すと、なんか変な声になるじゃないですか。
Resonanceを上げると音があんな感じになります。
特徴の無い音やマイルドな音にアクセントを付け、目立たせるために使います。
どちらのパラメータもがっつり値を振れますが、実際に使うときは
大抵10程度、多くても20弱くらいしか振りません。
それだけパラメータの効き方が強いんです。
3振るだけでも随分変わってきますよ、マジで。
主に曲の雰囲気作りに使うパラメータ達ですが、
2つを組み合わせることでギターのワウを表現できるようになります。
ワウってのは名前の通り、音がワウワウする奴のことです。
うまいこと設定すると、ギュアオォーンってな感じの
かっこいい音を作れたりもします。
音源持ってる人は手軽に演奏をパワーアップできるので、
弄ることを勧めたいパラメータですね。
あんまワウワウしすぎるとバカっぽくなるのでご注意を。
次のよもやま話は……うーん、どうしようか。
標準MIDI音源でできることは、既に粗方話してしまいました。
「Soft Pedal」でもやっとく?
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